Community Open Day 2012 参加記録
H24.6.9に、Community Open Day 2012に参加してきました。
元々、Microsoft 九州コミュニティになるWin.tech.qに初回から参加しておりますので、その関係での参加です。当日、午前中に仕事が入ったため、午後からの参加になりました。
- Windows Server 2012 のコンセプトを知る(日本マイクロソフト・高添修)
Windows Server 2012へのバージョンアップは、操作性等を無視したものではなく、これまでのものに根ざした「改良」「拡張」であり、これまでの積み重ねを失うことなく拡張された機能を使えるという話でした。元々、バージョンアップが入るたびに全部やり直しみたいな状態になってきたので、そういう意味では根幹の考え方が変わったのかなという印象です。
- Active Directory の障害対策(Win.tech.q・知北直宏)
ADを使う場合における具体的な障害事例とそれに備えた対策に関する説明がありました。中々具体的な他社事例を聞く機会がないだけに非常に参考となります。
- Microsoft Management Summit 2012 報告(日本マイクロソフト・高添修)
眠らない街ラスベガスで行われた「Microsoft Management Summit 2012」の報告でした。セキュ側の人間だと、Defconが開催される街として有名ですが、やはり豪華絢爛、しかし、街を少しでると砂漠のど真ん中という不思議な街だそうです。
世界中のガチな方々が集まるイベントだけあって、いつか行ってみたいところです。
- NAP による簡易検疫のススメ(Win.tech.q・知北直宏)
ネットワーク アクセス保護 (NAP) 機能を使い、接続可能な範囲の制限等を設定する方法について説明がありました。ネットワークアクセス保護機能については、様々なサードパーティ製のソフトが出ていますが、費用との関係があるため、簡易で凌ぎたい場合には十分な機能であるように見えました。特に、今現在焦点になっている、「個人端末の持ち込み」をどう認めるか、については、一つの大きなソリューションであると感じました。
懇親会含めて色々な方と交流できましたし、皆さん非常にフランクで楽しいセミナーでした。
また、これまで、Windowsというと、個人利用としてはいいが、サーバならlinux系という考えがありましたが、Microsoftとしてもそれはとっくにご承知のようで、linuxが組み合わせによる自由を求めるのに対し、自分たちは既存ソリューション同士の強固な組み合わせによる自動化を売りにしているようでした。以前に比べるとフリーズしたりすることも大きく減りましたし、姿勢もずいぶんと変わっているようです。ただし、設定したとおりに動かなかったり、ということはまだまだありますので、その辺の改善にも力を入れて欲しいところです。
詳しい資料については、以下よりご覧ください。
Active Directory の障害対策
http://www.slideshare.net/wintechq/active-directory-13260358
NAP による簡易検疫のススメ
http://www.slideshare.net/wintechq/cod2012-nap-13260380
Ustream配信映像の録画
http://www.ustream.tv/channel/wintechq20120609
【追記】
なお、大じゃんけん大会において20万円以上のライセンスやkinectから始まる様々な賞品の提供がありました。私もArcMouseをゲットしました。ただし、この記事は特にステマでも何でもありませんよ。