熊本発アプリ開発集団『熊本Apps!』Vol.1への参加について
11/4(日)に開催された熊本Appsに参加して来ました。
http://atnd.org/event/kumamotoapps
「熊本からアプリ・ゲームを開発して世界に向けて発信していきます!」、「マーケティング・企画・プログラミング等に関しては、立ち上げメンバーが中心となって情報共有しながら、スキルアップを図っていきます。」ということで、これからの熊本のIT業界の大きな原動力となるのではないかと期待し参加を決めました。
行われたことは、大きくは以下の3つでした。
①株式会社アルファ・システムの佐々木社長、株式会社レドット(熊本市)代表 立石氏による講演
②3つのアプリケーション企画に関する発表
③②を前提にしたディスカッション
結論から言うと、この会を盛り上げていくためにはまだ多くのパーツが必要だな、という印象でした。自省も含めての話になるため、厳しい内容となるかもしれませんが、KPTにしろPDCAにしろ、客観的問題点を把握できなければ物事は改善に進めませんので、あえて列記してみます。
【全体論】
冒頭における会の趣旨について説明が極端に不足していました。FBサイトで情報を上げていたとは言え、今回が正式な第一回ということであれば、何の目的で、誰が集まって、どういう背景で進めていくのかという趣旨については、主催からはっきりと明言すべきかと思います。
今回集まった大半の方は、協力者という立場で来ていると思われるので、その方への感謝とともに、何をお願いしたいのか、という点は必須でしょう。
【情報開示】
ATND、FBでは、概要だけの記述で、細かいスケジュール等については、冒頭に表示があったきりでした。これは参加者には時間感覚的にも辛いところがあるので、いつでも参照できる状態にしておいたほうがいいでしょう。
また、駐車場の利用、コンセント、通信環境等についての情報がありませんでしたので、この辺は次回以降加えておく必要があるでしょう。
【講演】
お二人の話自体は、それぞれ独特の内容で興味深くありました。ただし、特にプレゼン資料がなかったり、突然に質疑方式になったりと、事前にどういうネゴシエーションを取ったのかが疑問です。キックオフのイベントとして有名な方に来て頂くのは非常に有意義なことだとは思いますが、あくまでも「熊本Apps」において講演して頂くのであれば、話していただく内容や方法については十分な共有が必要かと思います。また、講演内容自体も、「熊本Apps」との関係、つながりがあったほうがいいでしょう。
【企画会】
突然に3つのアプリが出てきて、その議論に巻き込まれたという印象がぬぐいきれませんでした。キックオフということであれば、そもそもの、今後の会のあり方等についての議論のほうが良かったのではないでしょうか。また、アプリ自体も、企画、仕様といくつかの段階を経ていくものだと思いますが、そもそも「ビジネス」を売りにするのであれば、プレゼン結果を元に、「新規性」や「実現性」、「採算性」等について議論してから、実際の開発ラインに乗せるものだと思いますが、そういう議論が除外されている印象がありました。
「ビジネス」を売りにするのであれば、そこへ持っていく道筋から具体化する必要があり、そういう意味では、兎に角開発に進めたいという拙速な印象がぬぐえません。
一度、進め方については、原点に立ち返りみなしを行うべきかと思います。
厳しい内容を並べることとなりましたが、やはり今後を考えると、一番最初の段階で問題点の解決に進まなければ、今後の運営は厳しいかと思い、あえて列記しました。今後を期待すればこそと思い、ぜひ主催が問題点の収集にあたってくれることを祈るばかりです。次回が所用で出られませんが、参加者に状況だけは聞いてみたいと思います。